<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 登高>
<Format: 格式不明>
<Year: 2000>
<BookName: 校注唐詩解釈辞典>
<Translator: 松浦友久>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 登樓（とうろう）>
<BookPage: 377-384>
<UsedPage: 8>
<Feature: 1, 2, 4>
<End Header>
<Poem>
風急天高猨嘯哀，
渚清沙白鳥飛迴。
無邊落木蕭蕭下，
不盡長江衮衮來。
萬里悲秋常作客，
百年多病獨登臺。
艱難苦恨繁霜鬢，
潦倒新停濁酒桮。
<End Poem>
<Translation>
春の花はこのたかどのの関干に届くほどに盛んに咲きほこっているが、それもかえって旅人である私の心を悲しませる。天下いたるところに戦火の絶えない今、私はここに登って四方を眺めているのだ。
錦江の流れと共にやって来る春のけはいは$例年と少しも変わら ず$空にも地にも満ちわたり、玉塁の山頂にただよう浮き雲は$興亡さだめなき人の世のありさまに似て$昔も今も絶えまなく形を変えている。
しかし、北極星のように確乎不動のわが朝廷は、結局変わること はないのだ。西山をおびやかす吐蕃の盗賊よ、わが国を侵略するのはやめるがよい。
つくづく感慨に堪えないのは、かの蜀の後主のように、英明とはいえない君主でさえも、なお神としてまつられているということ、それはひとえに彼を輔佐した諸葛孔明の余徳であろう。$今のわが 朝廷にも、孔明のような人材が現われてほしいと思いつつ$夕やみ迫る中、私はしばらくの間、孔明が不退時代に愛唱した「梁甫吟」を吟じていた。
<End Translation>
<Formatted Translation>
春の花はこのたかどのの関干に届くほどに盛んに咲きほこっているが、それもかえって旅人である私の心を悲しませる。
天下いたるところに戦火の絶えない今、私はここに登って四方を眺めているのだ。
錦江の流れと共にやって来る春のけはいは$例年と少しも変わら ず$空にも地にも満ちわたり、
玉塁の山頂にただよう浮き雲は$興亡さだめなき人の世のありさまに似て$昔も今も絶えまなく形を変えている。
しかし、北極星のように確乎不動のわが朝廷は、結局変わること はないのだ。
西山をおびやかす吐蕃の盗賊よ、わが国を侵略するのはやめるがよい。
つくづく感慨に堪えないのは、かの蜀の後主のように、英明とはいえない君主でさえも、なお神としてまつられているということ、それはひとえに彼を輔佐した諸葛孔明の余徳であろう。
$今のわが 朝廷にも、孔明のような人材が現われてほしいと思いつつ$夕やみ迫る中、私はしばらくの間、孔明が不退時代に愛唱した「梁甫吟」を吟じていた。
<End Formatted Translation>